月刊福祉(2023年10月号)
2040年、日本は急速な人口減少と高齢者人口がピークに達することで、
さまざまな社会問題に直面すると考えられている。「人生100年時代」といわれるなか、
2040年の姿をどのように考えるべきか。また、老人福祉法は制定から60年を迎え、
介護保険制度もなくてはならないものとなっているが、これらの高齢者施策は
十分に機能してきたのか。2040年の姿を具体的にイメージすることで、
今後、求められる制度や支援を明らかにする。
介護保険制度のこれまでと今後の方向性
一般社団法人未来研究所臥龍 代表理事・
兵庫県立大学大学院社会科学研究科 特任教授 香取 照幸
▶レポートⅠ
認知症になっても安心して生活できるまちをめざして
―当事者とともにつくるまちの景色
大牟田市福祉課相談支援包括化推進員 竹下 一樹
▶ レポートⅡ
都市部におけるこれからの高齢者支援に向けた取り組み
社会福祉法人板橋区社会福祉協議会
経営企画推進課地域包括ケアシステム推進係 小林 霧華
▶レポートⅢ
高齢化する地域の医療現場からみる高齢者の姿と課題
公益社団法人地域医療振興協会 三重県立志摩病院 地域連携室 室長 前田 小百合
▶論文Ⅱ
高齢者施策の課題と方向性
淑徳大学総合福祉学部教授 結城 康博
▶レポートⅣ
生活課題を抱える高齢者への支援
―令和な養護老人ホームヘのチャレンジ
社会福祉法人カトリック聖ヨゼフホーム 総合施設長 平岡 毅
▶レポートⅤ
過疎地での高齢者の暮らしを支える持続可能な地域づくりへの挑戦
社会福祉法人十日町福祉会 常務理事 松村 実
【グラフ21】
神奈川県/社会福祉法人進和学園しんわルネッサンス
働く場を広げ、地域とのつながりをより深く
【ウオッチング2023】
公益財団法人大原美術館 代表理事 大原 あかねさん
大人も子どもも障害のある人も来られるみんなのマイミュージアムでありたい
創刊1909(明治42)年。100年を超える伝統と歴史――
『月刊福祉』は、最新の福祉政策・動向をお届けする信頼と実績の福祉の総合誌です。
― 変化する社会保障・社会福祉制度の動向や課題を整理
― 多様な福祉課題への対応を、実践事例を交えながら多角的に紹介
― 福祉関係者はもちろん、福祉の今を知りたい方々にもお読みいただきたい1冊
【2023年度→→→注目の新連載】
▼FUKUSHIを創る
ニーズや社会・地域課題を前にし、それに対応するため、新たな発想や視点をもとにこれまでにない実践に取り組んだ中心人物に焦点を当てるコーナーです。
▼相手を理解するために
福祉に関わるすべての人に知ってほしい、相手をどのように理解するかについて学ぶコーナーです。どのような場面でどのような点に着目するべきかを解説します。
▼知っておきたい福祉の基礎知識
福祉の主要な制度や仕組み、支援技術や対象、機関等に関するテーマを、毎号ひとつ取り上げます。新任者にとっては学びの入口となり、経験者にとっては忘れてはいけない基本事項を改めて確認できるコーナーです。
≪このような方におすすめします≫
●今、知っておきたいテーマを第一線の学識者や実践者の解説から学びたい方
●今の福祉を多角的な視点から押さえて経営・運営に活かしたい社会福祉法人・福祉施設の経営管理者の方、この先の組織の中核を担っていく方
●社会福祉を研究する方、社会福祉を学ぶ学生の方、福祉の最前線で活躍する法人・施設職員の方
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特集一覧
- 2023年9月号特集 福祉と人権 ―利用者と職員の人権を守るために
- 2023年8月号特集 市町村社協を知る - これからも地域福祉の中核であり続けるために
- 2023年7月号特集 生活保護と生活困窮者自立支援の方向性
- 2023年6月号特集 誰もが当たり前に一緒にいる地域の場
- 2023年5月号特集 続・子どもを中心においた支援を実現するために
- 2023年4月号特集 協働ですすめるソーシャルワーカー養成
- 2023年3月号特集 障害のある人の地域移行と 共に生きること
- 2023年2月号特集 その人の人生のさいごをいかに支えるか
- 2023年1月号特集 社会保障の行方―「全世代型社会保障」を真に実現するために
- 2022年12月号特集 コロナと福祉 ―コロナ禍の3年で見えたこと
- 2022年11月号特集 平時から災害に向き合う
- 2022年10月号特集 農福連携―持続可能な地域をつくる
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