月刊福祉(2023年6月号)
社会の変化にともなうニーズの多様化や複雑化・複合化がより一層顕在化し、制度の縦割りを越えた支援や取り組みがますます必要な状況になっている。これらをすすめることは、国のめざす「地域共生社会」の方向性とも合致する。制度の縦割り、属性や分野、支える側・支えられる側の意識等の壁を越えて、地域で誰もが当たり前に一緒にいる場を広げるうえでのヒントを提供する。
壁を越える実践とその意義
特定非営利活動法人全国コミュニティライフサポートセンター 理事長 池田 昌弘
▼レポートⅠ
地域に広がる多機能な居場所
―ネットワークをつくり支える居場所づくり
文京区社会福祉協議会 地域福祉推進係大塚地区地域福祉コーディネーター 水上 妙子
▼レポートⅡ
誰もが働けるように支える
―風の村のユニバーサル就労の実践
社会福祉法人生活クラブ風の村 特定非営利活動法人ユニバーサル就労ネットワークちば
▼レポートⅢ
外国人と地域住民がともに生きる
―総合的な地域性をもった全方位型の社会福祉法人へ
社会福祉法人岳寿会 理事長 田代 元樹
▼レポートⅣ
古民家に誰もが集える地域の居場所
―地域とともに「今を楽しく」を伝承する地域の拠点
社会福祉法人祐正福祉会 理事・統括施設長 尾崎 民子
▼レポートⅤ
つながり支え合う地域づくり
―小規模多機能の拠点「あったかふれあいセンター」の活動
特定非営利活動法人とかの元気村
あったかふれあいセンターとかの コーディネーター 森田 有紀
▼インタビュー
壁を越える「ごちゃまぜ」の実践はこう進化した
社会福祉法人佛子園 理事長 雄谷 良成
〔聞き手〕編集部
【グラフ21】
神奈川県/特定非営利活動法人ホッとスペース中原
多様な人たちが共同創造する、
心あたたまる場所
【ウオッチング2023】
株式会社GHIBLI 代表取締役 坪内 知佳さん
漁師を束ねる若きリーダーが大切にするひとつのこと
創刊1909(明治42)年。100年を超える伝統と歴史――
『月刊福祉』は、最新の福祉政策・動向をお届けする信頼と実績の福祉の総合誌です。
― 変化する社会保障・社会福祉制度の動向や課題を整理
― 多様な福祉課題への対応を、実践事例を交えながら多角的に紹介
― 福祉関係者はもちろん、福祉の今を知りたい方々にもお読みいただきたい1冊
【2023年度→→→注目の新連載】
▼FUKUSHIを創る
ニーズや社会・地域課題を前にし、それに対応するため、新たな発想や視点をもとにこれまでにない実践に取り組んだ中心人物に焦点を当てるコーナーです。
▼相手を理解するために
福祉に関わるすべての人に知ってほしい、相手をどのように理解するかについて学ぶコーナーです。どのような場面でどのような点に着目するべきかを解説します。
▼知っておきたい福祉の基礎知識
福祉の主要な制度や仕組み、支援技術や対象、機関等に関するテーマを、毎号ひとつ取り上げます。新任者にとっては学びの入口となり、経験者にとっては忘れてはいけない基本事項を改めて確認できるコーナーです。
≪このような方におすすめします≫
●今、知っておきたいテーマを第一線の学識者や実践者の解説から学びたい方
●今の福祉を多角的な視点から押さえて経営・運営に活かしたい社会福祉法人・福祉施設の経営管理者の方、この先の組織の中核を担っていく方
●社会福祉を研究する方、社会福祉を学ぶ学生の方、福祉の最前線で活躍する法人・施設職員の方
…毎日を有意義に過ごすためのヒントが『月刊福祉』には詰まっています。
特集一覧
- 2023年5月号特集 続・子どもを中心においた支援を実現するために
- 2023年4月号特集 協働ですすめるソーシャルワーカー養成
- 2023年3月号特集 障害のある人の地域移行と 共に生きること
- 2023年2月号特集 その人の人生のさいごをいかに支えるか
- 2023年1月号特集 社会保障の行方―「全世代型社会保障」を真に実現するために
- 2022年12月号特集 コロナと福祉 ―コロナ禍の3年で見えたこと
- 2022年11月号特集 平時から災害に向き合う
- 2022年10月号特集 農福連携―持続可能な地域をつくる
- 2022年9月号特集 福祉における生産性とは
- 2022年8月号特集 地域における公益的な取組を広げ深める
- 2022年7月号特集 包括的支援体制のこの先
- 2022年6月号特集 バリアフリーの現在地
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