月刊福祉(2023年4月号)
社会福祉士・精神保健福祉士の養成課程が、2021年度に学びを始める学生から新カリキュラムに移行している現在、コロナ禍もあってさまざまな課題を抱える人が地域で顕在化し、地域共生社会の実現を推進しさまざまな福祉ニーズに対応できる人材育成は急務である。この2年間の新カリキュラムへの対応や見えてきた課題を確認し、これからの時代のソーシャルワーカーと養成のために必要な視点について検討する。
ソーシャルワークは当事者の顔をしているか、当事者からの言葉で語られているか
同志社大学社会学部 教授 空閑 浩人
▼座談会
ソーシャルワーカー養成における実習強化の意義と必要な対応
日本ソーシャルワーク教育学校連盟 事務局長、北星学園大学社会福祉学部 教授 伊藤 新一郎
済生会山口地域ケアセンターにほ苑 副施設長 尾中 未来
今治市社会福祉協議会 大西支部長 島崎 義弘
社会福祉法人六親会 理事長、本誌編集委員〔進行兼〕 湯川 智美
▼レポートⅠ
社会福祉士養成校における新養成課程への移行の現状と課題
―ソーシャルワーク実習の新たな展開に向けて
淑徳大学総合福祉学部 教授、実習教育センター長 渋谷 哲
▼レポートⅡ
現場におけるソーシャルワーカー育成のこれから
社会福祉法人六心会 理事長 堤 洋三
▼論文Ⅱ
子ども家庭福祉分野のソーシャルワークにおいて現状をどのようにとらえるか
―やや角度が違う視点から
埼玉県所沢児童相談所、さいたま市児童相談所 元所長 栗原 直樹
【グラフ21】
埼玉県:春日部市社会福祉協議会豊野地区支部
社会福祉法人あすなろ会「ふれあいウォーキング」
・みんなが集まり、歩き健康をつくる新しい「通い」の場
【ウオッチング2023】
長野県高齢者生活協同組合 理事長 田中 夏子さん
・誰もが生き生きと働ける職場、地域とは
創刊1909(明治42)年。100年を超える伝統と歴史――
『月刊福祉』は、最新の福祉政策・動向をお届けする信頼と実績の福祉の総合誌です。
― 変化する社会保障・社会福祉制度の動向や課題を整理
― 多様な福祉課題への対応を、実践事例を交えながら多角的に紹介
― 福祉関係者はもちろん、福祉の今を知りたい方々にもお読みいただきたい1冊
【2023年度→→→注目の新連載】
▼FUKUSHIを創る
ニーズや社会・地域課題を前にし、それに対応するため、新たな発想や視点をもとにこれまでにない実践に取り組んだ中心人物に焦点を当てるコーナーです。
▼相手を理解するために
福祉に関わるすべての人に知ってほしい、相手をどのように理解するかについて学ぶコーナーです。どのような場面でどのような点に着目するべきかを解説します。
▼知っておきたい福祉の基礎知識
福祉の主要な制度や仕組み、支援技術や対象、機関等に関するテーマを、毎号ひとつ取り上げます。新任者にとっては学びの入口となり、経験者にとっては忘れてはいけない基本事項を改めて確認できるコーナーです。
≪このような方におすすめします≫
●今、知っておきたいテーマを第一線の学識者や実践者の解説から学びたい方
●今の福祉を多角的な視点から押さえて経営・運営に活かしたい社会福祉法人・福祉施設の経営管理者の方、この先の組織の中核を担っていく方
●社会福祉を研究する方、社会福祉を学ぶ学生の方、福祉の最前線で活躍する法人・施設職員の方
…毎日を有意義に過ごすためのヒントが『月刊福祉』には詰まっています。
特集一覧
- 2023年10月号特集 2040年を見据えた高齢者支援のこれから
- 2023年9月号特集 福祉と人権 ―利用者と職員の人権を守るために
- 2023年8月号特集 市町村社協を知る - これからも地域福祉の中核であり続けるために
- 2023年7月号特集 生活保護と生活困窮者自立支援の方向性
- 2023年6月号特集 誰もが当たり前に一緒にいる地域の場
- 2023年5月号特集 続・子どもを中心においた支援を実現するために
- 2023年3月号特集 障害のある人の地域移行と 共に生きること
- 2023年2月号特集 その人の人生のさいごをいかに支えるか
- 2023年1月号特集 社会保障の行方―「全世代型社会保障」を真に実現するために
- 2022年12月号特集 コロナと福祉 ―コロナ禍の3年で見えたこと
- 2022年11月号特集 平時から災害に向き合う
- 2022年10月号特集 農福連携―持続可能な地域をつくる
ご注文
1,068円(税込)