月刊福祉(2023年2月号)
日本では超高齢化の影響で多死社会が到来することで、介護施設での看取りや、在宅介護・看護サービス利用者の在宅での看取りが広がっていくことが想定される。さらに、入所・在宅を問わず、さいごを迎えようとする人のQOLの維持・向上も大きな課題である。その人らしいさいごを迎えるために残りの人生をどう生きるのか。そのことを支えるケアに求められる環境整備、福祉関係者が備えるべき知識や姿勢等について確認する。
―「死」を巡る医療・福祉の変遷から考える
一般社団法人日本在宅ケアアライアンス 事務局長 太田 秀樹
▼レポートⅠ 施設で迎えるさいごをよりよいものに
特別養護老人ホーム龍生園 介護支援専門員 尾﨑 和子
▼レポートⅡ 住み慣れた自宅でさいごを迎えるためのサポートのあり方
―人生100年時代のさいごをあたたかく自然なものに
株式会社ケアーズ 白十字訪問看護ステーション 統括所長 秋山 正子
▼レポートⅢ 生前からさいごに向き合う地域における支援
社会福祉法人松江市社会福祉協議会 生活支援課
▼レポートⅣ 子どものエンド・オブ・ライフ・ケア
オレンジホームケアクリニック 副院長 西出 真悟
▼インタビュー「さいご」をどう生きるか、どう支えるか
ケアタウン小平クリニック 名誉院長 山崎 章郎
つるかめ診療所 副所長・日本社会事業大学専門職大学院 教授、
本誌編集委員 〔聞き手〕 鶴岡 浩樹
【グラフ21】
群馬県:大誠会グループ社会福祉法人久仁会
いきいき未来のもり、SONATARUE
子どもから高齢者まで互いに支え合いながら
【ウオッチング2023】
特定非営利活動法人World Open Heart 理事長 阿部 恭子さん
加害者家族を救うためには社会を変えること
創刊1909(明治42)年。100年を超える伝統と歴史――
『月刊福祉』は、最新の福祉政策・動向をお届けする信頼と実績の福祉の総合誌です。
― 変化する社会保障・社会福祉制度の動向や課題を整理
― 多様な福祉課題への対応を、実践事例を交えながら多角的に紹介
― 福祉関係者はもちろん、福祉の今を知りたい方々にもお読みいただきたい1冊
【2023年度→→→注目の新連載】
▼FUKUSHIを創る
ニーズや社会・地域課題を前にし、それに対応するため、新たな発想や視点をもとにこれまでにない実践に取り組んだ中心人物に焦点を当てるコーナーです。
▼相手を理解するために
福祉に関わるすべての人に知ってほしい、相手をどのように理解するかについて学ぶコーナーです。どのような場面でどのような点に着目するべきかを解説します。
▼知っておきたい福祉の基礎知識
福祉の主要な制度や仕組み、支援技術や対象、機関等に関するテーマを、毎号ひとつ取り上げます。新任者にとっては学びの入口となり、経験者にとっては忘れてはいけない基本事項を改めて確認できるコーナーです。
≪このような方におすすめします≫
●今、知っておきたいテーマを第一線の学識者や実践者の解説から学びたい方
●今の福祉を多角的な視点から押さえて経営・運営に活かしたい社会福祉法人・福祉施設の経営管理者の方、この先の組織の中核を担っていく方
●社会福祉を研究する方、社会福祉を学ぶ学生の方、福祉の最前線で活躍する法人・施設職員の方
…毎日を有意義に過ごすためのヒントが『月刊福祉』には詰まっています。
特集一覧
- 2023年6月号特集 誰もが当たり前に一緒にいる地域の場
- 2023年5月号特集 続・子どもを中心においた支援を実現するために
- 2023年4月号特集 協働ですすめるソーシャルワーカー養成
- 2023年3月号特集 障害のある人の地域移行と 共に生きること
- 2023年1月号特集 社会保障の行方―「全世代型社会保障」を真に実現するために
- 2022年12月号特集 コロナと福祉 ―コロナ禍の3年で見えたこと
- 2022年11月号特集 平時から災害に向き合う
- 2022年10月号特集 農福連携―持続可能な地域をつくる
- 2022年9月号特集 福祉における生産性とは
- 2022年8月号特集 地域における公益的な取組を広げ深める
- 2022年7月号特集 包括的支援体制のこの先
- 2022年6月号特集 バリアフリーの現在地
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