月刊福祉(2023年1月号)
2022年(令和4)5月に「全世代型社会保障構築会議」の『議論の中間整理』がとりまとめられた。その中には、「子育て・若者世代」への支援や「社会経済の変化」に即応した社会保障制度の構築が盛り込まれている。
コロナ禍で支援が届かなかった人の存在、少子高齢化・人口減少の進行で既存の社会保障が機能するのかという懸念もあるなかで、「全世代型社会保障」を実現するうえでの課題や必要な取り組みについて確認する。
上智大学総合人間科学部 教授 香取 照幸
甲南大学マネジメント創造学部 教授 前田 正子
中央大学法学部 教授、本誌編集委員長〔進行兼〕 宮本 太郎
▼論点Ⅰ 女性のキャリア支援
―再生産活動におけるジェンダー平等を
法政大学キャリアデザイン学部 教授 武石 惠美子
▼論点Ⅱ 今改めて相談支援のあり方を問い直す
市川市生活サポートセンターそら 主任相談支援員 朝比奈 ミカ
▼論点Ⅲ リスクを分かち合いともに生きる幸福をつくる居住支援
―居住支援を巡る政策と実践に今求められるもの
大阪人間科学大学人間科学部 准教授 石川 久仁子
▼論点Ⅳ 全世代型社会保障の構築に向けて社会福祉法人が取り組むべきこと
社会福祉法人常盤会 理事長 久木元 司
▼論点Ⅴ 地域の持続可能性を高めるために
IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表 川北 秀人
▼論点Ⅵ 全世代型社会保障構築会議の「議論の中間整理」から考える社会保障制度改革
慶應義塾大学経済学部 教授 駒村康平
【グラフ21】宮城県:社会福祉法人ライフの学校
すべての人の人生を豊かにする
地域の“学び合いの拠点”
【ウオッチング2023】作家 石井 光太さん
リアルの中に生きる“人”の魅力を伝えたい
創刊1909(明治42)年。100年を超える伝統と歴史――
『月刊福祉』は、最新の福祉政策・動向をお届けする信頼と実績の福祉の総合誌です。
― 変化する社会保障・社会福祉制度の動向や課題を整理
― 多様な福祉課題への対応を、実践事例を交えながら多角的に紹介
― 福祉関係者はもちろん、福祉の今を知りたい方々にもお読みいただきたい1冊
【2023年度→→→注目の新連載】
▼FUKUSHIを創る
ニーズや社会・地域課題を前にし、それに対応するため、新たな発想や視点をもとにこれまでにない実践に取り組んだ中心人物に焦点を当てるコーナーです。
▼相手を理解するために
福祉に関わるすべての人に知ってほしい、相手をどのように理解するかについて学ぶコーナーです。どのような場面でどのような点に着目するべきかを解説します。
▼知っておきたい福祉の基礎知識
福祉の主要な制度や仕組み、支援技術や対象、機関等に関するテーマを、毎号ひとつ取り上げます。新任者にとっては学びの入口となり、経験者にとっては忘れてはいけない基本事項を改めて確認できるコーナーです。
≪このような方におすすめします≫
●今、知っておきたいテーマを第一線の学識者や実践者の解説から学びたい方
●今の福祉を多角的な視点から押さえて経営・運営に活かしたい社会福祉法人・福祉施設の経営管理者の方、この先の組織の中核を担っていく方
●社会福祉を研究する方、社会福祉を学ぶ学生の方、福祉の最前線で活躍する法人・施設職員の方
…毎日を有意義に過ごすためのヒントが『月刊福祉』には詰まっています。
特集一覧
- 2023年6月号特集 誰もが当たり前に一緒にいる地域の場
- 2023年5月号特集 続・子どもを中心においた支援を実現するために
- 2023年4月号特集 協働ですすめるソーシャルワーカー養成
- 2023年3月号特集 障害のある人の地域移行と 共に生きること
- 2023年2月号特集 その人の人生のさいごをいかに支えるか
- 2022年12月号特集 コロナと福祉 ―コロナ禍の3年で見えたこと
- 2022年11月号特集 平時から災害に向き合う
- 2022年10月号特集 農福連携―持続可能な地域をつくる
- 2022年9月号特集 福祉における生産性とは
- 2022年8月号特集 地域における公益的な取組を広げ深める
- 2022年7月号特集 包括的支援体制のこの先
- 2022年6月号特集 バリアフリーの現在地
ご注文
1,068円(税込)