月刊福祉(2022年12月号)
新型コロナウイルス感染症の蔓(まん)延(えん)が始まってから、間もなく3年を迎える。この間、ケアの現場や組織のマネジメントにおいて、サービス提供を継続するうえで以前にはなかった対応が強いられた。さらに福祉サービス利用者の生活や心身にも多大な影響が及び、さまざまな制度の課題も浮き彫りになった。顕在化した課題に対し、試行錯誤のなかで福祉はどう対応してきたのかについて確認する。
社会福祉法人楽晴会 理事長 齊藤 淳
社会福祉法人豊島区民社会福祉協議会 地域相談支援課長 田中 慎吾
認定特定非営利活動法人Homedoor 理事長 川口 加奈
明治学院大学社会学部 教授〔進行兼〕 新保 美香
レポートⅠ 子どもの成長の機会と居場所をつくり寄り添い続ける
認定特定非営利活動法人フリースペースたまりば 理事長 西野 博之
レポートⅡ コロナ禍における盲ろう者とその支援の困難
認定特定非営利活動法人東京盲ろう者友の会 事務局長 前田 晃秀
レポートⅢ 高齢者と家族を孤立させない社会のサポートを
―自宅療養者となったAさんの事例から
横浜市洋光台地域ケアプラザ 地域包括支援センター
社会福祉士 辻村 あずさ
レポートⅣ パンデミック下の女性雇用
日本女子大学人間社会学部 教授 周 燕飛
インタビュー コロナ禍で見えた人権問題
国立ハンセン病資料館 館長 内田 博文
NHKエデュケーショナル専任部長・プロデューサー、
本誌編集委員〔聞き手〕 熊田 佳代子
【グラフ21】ブラインドサッカートップリーグ「LIGA.i」
特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会
障害の有無にかかわらず“混ざり合う”熱い時間
ブラインドサッカーのトップリーグがスタート
【ウオッチング2022】特定非営利活動法人あなたのいばしょ 理事長 大空 幸星さん
「誰にも頼れない」をなくすために
創刊1909(明治42)年。100年を超える伝統と歴史――
『月刊福祉』は、最新の福祉政策・動向をお届けする信頼と実績の福祉の総合誌です。
― 変化する社会保障・社会福祉制度の動向や課題を整理
― 多様な福祉課題への対応を、実践事例を交えながら多角的に紹介
― 福祉関係者はもちろん、福祉の今を知りたい方々にもお読みいただきたい1冊
【2023年度→→→注目の新連載】
▼FUKUSHIを創る
ニーズや社会・地域課題を前にし、それに対応するため、新たな発想や視点をもとにこれまでにない実践に取り組んだ中心人物に焦点を当てるコーナーです。
▼相手を理解するために
福祉に関わるすべての人に知ってほしい、相手をどのように理解するかについて学ぶコーナーです。どのような場面でどのような点に着目するべきかを解説します。
▼知っておきたい福祉の基礎知識
福祉の主要な制度や仕組み、支援技術や対象、機関等に関するテーマを、毎号ひとつ取り上げます。新任者にとっては学びの入口となり、経験者にとっては忘れてはいけない基本事項を改めて確認できるコーナーです。
≪このような方におすすめします≫
●今、知っておきたいテーマを第一線の学識者や実践者の解説から学びたい方
●今の福祉を多角的な視点から押さえて経営・運営に活かしたい社会福祉法人・福祉施設の経営管理者の方、この先の組織の中核を担っていく方
●社会福祉を研究する方、社会福祉を学ぶ学生の方、福祉の最前線で活躍する法人・施設職員の方
…毎日を有意義に過ごすためのヒントが『月刊福祉』には詰まっています。
特集一覧
- 2023年10月号特集 2040年を見据えた高齢者支援のこれから
- 2023年9月号特集 福祉と人権 ―利用者と職員の人権を守るために
- 2023年8月号特集 市町村社協を知る - これからも地域福祉の中核であり続けるために
- 2023年7月号特集 生活保護と生活困窮者自立支援の方向性
- 2023年6月号特集 誰もが当たり前に一緒にいる地域の場
- 2023年5月号特集 続・子どもを中心においた支援を実現するために
- 2023年4月号特集 協働ですすめるソーシャルワーカー養成
- 2023年3月号特集 障害のある人の地域移行と 共に生きること
- 2023年2月号特集 その人の人生のさいごをいかに支えるか
- 2023年1月号特集 社会保障の行方―「全世代型社会保障」を真に実現するために
- 2022年11月号特集 平時から災害に向き合う
- 2022年10月号特集 農福連携―持続可能な地域をつくる
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