月刊福祉(2022年6月号)
建物や交通機関に代表されるハード面のバリアのみならず、情報や心のバリアなどのソフト面のバリアの存在も注目されている。
さらに、コロナ禍では誰もがバリアを実感するような状況も生まれた。
バリアを解消し、誰一人取り残さない社会を実現していくうえで福祉関係者がこれからもつべき視点について、「バリアフリー」をめざすさまざまな実践を交えて提起する。
【インタビュー】 誰も取り残さない社会をつくるために
―バリアフリーの現在地の確認
中野 泰志(慶應義塾大学経済学部 教授)
鶴岡 浩樹(つるかめ診療所 副所長・日本社会事業大学専門職大学院 教授、本誌編集委員)〔聞き手〕
【レポートⅠ】 誰も諦めずに安心して楽しめるまちをつくる
―「共生社会実現のまち 渋川市」の取り組み
齋藤 大輔(渋川市役所市長戦略部秘書室 主幹)
【レポートⅡ】製品・用具を使えなくて困る人をなくす
―「共遊玩具」から「共用品」へ、その広がりを振り返る
星川 安之(公益財団法人共用品推進機構 専務理事・事務局長)
【レポートⅢ】「ITでマザル・ハタラク・拓き合う社会」をめざす
―パソコンは私の宝箱
加納 尚明(特定非営利活動法人札幌チャレンジド 理事長)
【レポートⅣ】豊かな資源にかこまれ、みんなで豊かに
榊原 典俊(社会福祉法人青葉仁会 理事長)
【論文】福祉で働く人が忘れてはいけないバリアフリーの課題
大濱 眞(公益社団法人全国脊髄損傷者連合会 代表理事)
【グラフ21】 課題を抱える人に見守りと支え合いのある住まいを
宮城県/特定非営利活動法人ワンファミリー仙台
【ウオッチング2022】
渋沢栄一に学ぶ これからの経営
國學院大學経済学部教授
▼好評連載中!▼
<視点―これからの社会福祉の展望><グラフ21><発見!福祉で輝く人><ひと時間><My Voice, My Life><実践マネジメント講座> ほか
創刊1909(明治42)年。100年を超える伝統と歴史――
『月刊福祉』は、最新の福祉政策・動向をお届けする信頼と実績の福祉の総合誌です。
― 変化する社会保障・社会福祉制度の動向や課題を整理
― 多様な福祉課題への対応を、実践事例を交えながら多角的に紹介
― 福祉関係者はもちろん、福祉の今を知りたい方々にもお読みいただきたい1冊
【2022年度→→→注目の新連載】
▼ 出会いと発見 ― 実践の扉
継続的・先進的な福祉実践活動や、全国でも特徴ある取り組みを広く紹介します。
▼ 数を読み解く
福祉に関わるさまざまなトピックのなかから毎月一つの数字をピックアップ、その数字の背景を深掘りし、そこから何が読み解けるのか解説します。
▼ ギャップを埋める ― 職場円滑化のキーアクション
コミュニケーションを円滑にすすめる、その前提となる相互理解を深めるための手法やポイントを学びます。
≪このような方におすすめします≫
●今、知っておきたいテーマを第一線の学識者等の解説から学びたい方
●今の福祉を多角的な視点から福祉施設経営に活かしたい、社会福祉法人経営者の方
●社会福祉を研究する学生の方、福祉の最前線で活躍する施設職員の方
…毎日を有意義に過ごすためのヒントが『月刊福祉』には詰まっています。
特集一覧
- 2023年4月号特集 協働ですすめるソーシャルワーカー養成
- 2023年3月号特集 障害のある人の地域移行と 共に生きること
- 2023年2月号特集 その人の人生のさいごをいかに支えるか
- 2023年1月号特集 社会保障の行方―「全世代型社会保障」を真に実現するために
- 2022年12月号特集 コロナと福祉 ―コロナ禍の3年で見えたこと
- 2022年11月号特集 平時から災害に向き合う
- 2022年10月号特集 農福連携―持続可能な地域をつくる
- 2022年9月号特集 福祉における生産性とは
- 2022年8月号特集 地域における公益的な取組を広げ深める
- 2022年7月号特集 包括的支援体制のこの先
- 2022年5月号特集 子どもを中心においた支援を実現するために
- 2021年11月号特集 福祉職場のリーダーを考える―組織の中間層の役割と育成
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